航空無線通信士

航空無線通信士は総務省所管の国家資格

航空無線通信士は航空機に関連する無線設備に係る仕事や、通信操作ができる資格です。
総務省所管の国家資格となることから社会性も高く、安定した職業を得られることで人気のある資格です。

無線を利用し航空管制官と通信したり、航空機に搭載されているレーダーに関する操作を受け持つことが多く、そのほか、航空機設備の無線調整などに係る技術職にも就職先があります。
また自衛隊や海上保管帳への就職に関しても有利な資格です。
ただし、航空交通管制官などになるためには、航空無線通信士の資格のみで就職することは困難で、関連資格を取得し就職活動に生かす必要があります。

航空無線通信士になるための試験

受験資格はありません。
近年の合格率に関しては40%弱という数字なので、総合無線通信士などを比較するとやや易しい試験といえます。

試験内容は無線工学、法規、英語、実技として電気通信術を行います。
合格基準は無線工学で70点満点中49点以上、法規は100点満点中70点以上、英語は105点満点中60点以上が必要です。
実技の電気通信術は電話送話、電話受話いずれも100点満点中80点以上が必要となるので知識を確実なものにしておきましょう。

そのほか、申請によって免除ができる条件がありますので確認しておきましょう。
試験日程は8月下旬、2月下旬の年2回です。
テストは札幌や金沢、東京、広島、那覇などで受けることができるので、近くの会場を確認して申し込むようにしましょう。
受験料は9,052円ですが、必ず確認してください。

試験に関しては国家試験に合格する、もしくは養成課程などを修了することが必要です。
試験難易度が総合無線通信士と比較して易しいとはいえ、専門教育のある学校以外で習うことのない知識を得ることが必要となりますので、専門学校や通信士用の勉強を専門的に行うことが重要です。

実技試験では電気通信術に関して英文での解答がありますので、英文に関しても知識を持っておくことが大切になってきます。
専門的知識を身に着けることが仕事のいかせる技術につながっていきますので、暗記ではなく身に着ける知識をつけましょう。

就職先や年収に関して

航空無線通信士の資格は、そのほか資格と合わせて航空交通管制官などの就職が見込めます。
航空無線通信士一つの資格で航空交通管制官に就職するということはなかなか難しいのです。

そのほか資格を保有し操縦士、航空交通管制官などに就職した場合、操縦士であれば平均1100万くらいの年収が見込め、かなり高給となります。
将来性も非常に高く、社会的地位も高い職業となるため、先の心配のない職業です。

航空交通管制官の場合、推定ですが年収700万くらいです。
一般企業に就職するよりもかなりの高給となることが分かります。
ただし、こうした職業は責任もあり、多くの命を預かることにもなりますので、責務を果たす気持ちが絶対に必要ですし、専門的知識のほか技術、経験や実績も必要となります。