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登山での無線利用のメリットと活用方法

無線機の必要性とメリット

登山やトレッキングなどで山を登る方も多くおり、その際に連絡や万が一の遭難のために携帯電話を持つ方も同様に多いものです。
日本全国どこでも携帯電話で会話ができますが、ただ登山の場合には使用できないところも多いものです。
そのため、確実に連絡をするために無線機を用意している方がいます。無線機は実際に必要性はあるのでしょうか。
またメリットはどういったものなのでしょうか。

登山道を利用しないタイプの登山をするケースでは安全のために無線機を携行することは必須といえます。
また無線機を使用するためにはアマチュア無線の資格が必要になります。
そのため、無線機を使用する前に資格を取得しておかなければなりません。
登山道を通らない山登りはバリエーションと呼ばれますが、バリエーションの場合は特に危険がつきものです。体を守るためにも無線機は必ず持っておかなければなりません。

携帯電話は案外使用できないエリアがあるものです。
そのため、登山をする際に携帯電話が使用できないエリアも結構多くなります。
また携帯電話は水や衝撃に弱いため、事故があった場合使用ができなくなるケースも見られます。

そんな時のために無線機は役に立ちます。
無線機は無条件にどのエリアでも使用できるものではありません。
ただ携帯電話よりは多くのエリアで使用できるメリットがあり、そのため安全確保のためには携帯電話ではなく無線機を使用したほうがいいでしょう。

無線機の選び方について

無線機の中には免許が不要なタイプもありますが、これは簡易的なタイプであって、登山など危険と隣合わせの環境の中では不向きだと言っていいでしょう。
そのため、免許が必要なタイプの無線機を選択するようにしなければなりません。
アマチュア無線4級の免許取得者にとっては、5ワット程度の出力を持つタイプが使用可能となっています。
このタイプは、免許の必要のない特定省電力無線と言われるタイプに比べて約500倍もの出力を持っています。

また周波数帯は2種類ありますが144MHz帯と430MHz帯の両方の電波を飛ばせるタイプを選択するといいでしょう。
機能に関しては、登山中に雨や雷雨になることもあるため、防水機能は必須となります。
SOSストロボ発光があれば周囲にシグナルを送ることができるため、安心です。

さらにより安心を求める場合にはGPSの機能が付いているタイプがいいでしょう。
ただあまり本格的な登山をするのではなく、気軽に山登りを楽しむ程度であれば、シンプルな機能のタイプでも十分通用します。
バッテリーについては本格的な登山をする場合には必ず持っておくようにしたいものです。それ以外の場合には特に携行しておく必要はないでしょう。