船舶のスペシャリストを養成する機関
国立波方海上技術短期大学校は、航海士や機関士を養成する国土交通省所管の学校となっており、船舶のスペシャリストを養成する機関です。
必要な知識や実習を終えて卒業すると、船舶に関する免許状を取得することができます。
また座学だけではなく、スペシャリストになるために必要な技術を身に着けるための設備が整っており、海上実習なども行うことができます。
海や船舶へのあこがれがあり、船舶に乗って仕事をしたい学生の方には注目の学校といえるでしょう。
国立波方海上短期大学校のカリキュラムは、座学と実技実習が中心となっており、長い船舶での実習によって専門的な知識やスキルを体で身に着けていくことができます。
授業は船舶に関する内容がメインとなっており、その他には業務上身に着ける必要がある英語の授業も多く見られます。
授業に関しては船舶のプロが指導を行っており、効率よく知識を学べる環境になっています。
取得できる資格について
就職を有利に進めていくためには資格の取得が重要になります。
国立波方海上短期大学校でも船舶に関する資格を取得できるようになっています。
この学校で取得できる資格としては、沿海区域や限定近海区域を航行区域とする数5000トン未満の船舶に乗船し、船長になることができる4級海技士の資格が取得できます。
また沿海区域や限定近海区域を航行区域とする船舶の機関長になることができる内燃機関四級海技士の資格取得も可能です。
さらに船舶内でレーダーなど無線通信業務を行うことができる第一級海上特殊無線技士の資格の取得も可能です。
取得できる資格はどれも通常の専門学校ではなかなか得られないもののため、船舶で働きたい学生の方にとってはこの学校は大きな魅力が感じられることでしょう。
船舶での仕事を将来の目標とする学生にとってこれらの資格は必須であり、国立波方海上短期大学校に行けばスムーズに就職に進めていくことができます。
またこの学校は愛媛県今治市にあり、海上での実習をするには最適な場所となっており、日々の学習をするには最適だといえます。
気になる卒業後の就職先
卒業後は就職をする学生がほとんどになりますが、就職先としては国内航路の貨物船、客船、タグボートの乗組員がメインとなっています。
この学校の魅力として、海上就職希望者の就職率は100%となっており、就職を意識して専門学校を選びたいという学生にとっては魅力ある学校に見えるのではないでしょうか。
就職先としては内航海運が最も多く、様々な会社や企業に卒業生が就職をしています。
またフェリー関係への就職も多いといえます。さらに作業船に従事している卒業生も多くいます。