日本工業大学の新しい学びとは
日本工業大学ではほかの大学とは違い、大学1年次から実験や実習を始めます。
技術や論理を合わせて学ぶことで工学への興味を高めていこうというデュアルシステムという新しい学びを実践しているのです。
通常大学では1年次基本学科を学びその後3年次くらいから実習や実験などの技術体験が増えていきます。
しかしそこで論理を頭に入れても実習するまでの期間があるためなかなか学んだ論理を生かせないという実情があります。
1年からすぐに講義と実験・実習・製図などを学ぶことで、論理と技術を同時進行で身に着けていくことができるという画期的なシステムです。
4年時には卒業研究や就職について没頭できる時間となりますし、工学系の道に進む若い世代にとって非常に魅力的な学びといえます。
将来電気・情報・通信などの分野で活躍したいと考えている方、またしっかり道を定めていなくても仕事への技術を身に着けることができる大学です。
どのような技術を身に着けどのような資格が取得できるのか
日本工業大学の学びの系統は、電気分野・情報分野・電子分野・通信分野などがあります。
電気分野では将来電気設備系統の就職先を目指す学生にとって必須となる科目で、高電圧・大電流などを扱う強電について学び、社会インフラを支える人材を作る学びの系統です。
情報分野は電子制御やデジタル信号処理など電気電子通信などの分野に深く関係することを学びます。
電子分野では家電製品や情報通信機器、電子材料などについて学ぶ系統で、弱電に関連する分野です。
通信分野はスマホなどコミュニケーション手段の主軸となっている無線通信や情報ネットワークなどについて学びます。
資格については電気主任技術者やエネルギー管理士、電気通信主任技術者、情報処理技術者、ITパスポートなどのほか、高等学校教諭一種免許(工業)・中学校教諭一種免許(技術・数学)等取得が可能です。
どのような分野で活躍できるのか
工学系の就職先は多岐にわたり、様々な学びに応じて将来を考えることができます。
電気情報系で学ぶことで電力や電気設備設計、電力発電や電気事業者、電子回路設計などの進路を考えることができるでしょう。
情報系であれば通信機器設計やネットワークエンジニア、無線通信士、アプリケーションエンジニアなどで活躍できます。
こうした就職先のほかに、中学校や高等学校の教員となって次世代の工学系の人材を育てることについても活躍が期待されるでしょう。
大学入学時からすぐに技術、知識を実験などから身に着けられるこの大学は、高い実践力を身に着けるためにとてもいい学びがあります。
工業系で将来活躍したいと考えている方にとっては、非常に魅力ある大学です。