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回線契約でよく見る「帯域幅」とは

インターネット回線でよく聞く帯域幅とは?

電波は波長や周波数の違いがあり、それぞれの特徴が異なります。
便宜上、短波やミリ波など周波数ごとに区分をしていますが、同じ区分の中でも周波数の違いが存在しています。
そのため、無線通信やラジオ・テレビ放送をする際には、それぞれのサービスについて周波数の範囲が定められています。
そうしないと、ある局が使っている周波数を他の局が割り込んできて、混信したり使えなくなったりしてしまうからです。

このような事態を避けるために、それぞれのサービスにおいて周波数の幅が指定されています。
これが「帯域幅」と呼ばれるものです。

特定のサービスのために帯域幅が指定された場合、他のサービス、ケースによっては他の会社がその帯域幅を使うことはできません。
帯域幅はピンポイントで周波数が決められているというよりは、ある程度の幅で指定されます。
一番高い周波数と最低周波数の範囲で帯域幅が決められるというわけです。

この帯域幅については「㎐」もしくは「ヘルツ」という単位を使って表します。
たとえば、テレビは5.57MHzと指定されていますし、AMラジオの場合は15kHzとなっています。

同じ考えがインターネット通信の世界でも用いられています。
インターネット通信の中でも、周波数の範囲によって使えるサービスが変わってくることがあります。

ただし、デジタル通信の世界では違う単位が使われることが多いです。
「bps」という単位が一般的で、「ビット/秒」つまり1秒間に何ビットのデータを送ることができるかという容量性能で表記します。
このインターネット通信における帯域幅については、バンド幅とかバンドレンジと呼ばれることもあります。

帯域の広い・狭いでどんな違いが出るのか?

帯域幅が広いというのは、道路と自動車の関係で言うと、幅が広く車線が多い道路を走っているというイメージです。
そのため、より多くの自動車が通行できることにあります。

同じように、通信の世界でも帯域幅が広いと、より情報量の多いデータを一気に送れるということを意味します。
逆に、帯域が狭くなると道路が狭くなるイメージとなって、一度に送れるデータ量は少なくなります。

帯域と通信速度との関係性とは?

このように、帯域と一度に送れる通信データ量は比例していると言えます。
そのため、帯域が広いものほど通信スピードが速くなると言えます。

ですから、インターネット回線の質を見るのには、帯域幅の広さを確認するのが一番です。
具体的には「bps」の数値が高い方が、通信スピードが速くなるということです。
現在はインターネットで、重いファイルや動画を送受信することが多くなっていますので帯域幅が広く、スピードの速い回線を契約する必要性が増しています。