運送業になくてはならない無線
運送業という仕事に関していえば、無線は古くからかかわりがあるといえるでしょう。
ドライバー同士のコミュニケーションツールといった側面もあれば、業務の効率化のために搭載していることもあります。
いつでも連絡をとることができるということが重要で、交通事情の情報共有も即座にすることができます。
顧客からの連絡においても、簡単に連絡することができるため、即座に対応することができるようになるのです。
運送業には無線はなくてはならないものであるといえるでしょう。
IP無線の登場
運送業にはなくてはならないものですが、どんなところでも入るわけではありません。
あまり距離が長くなってしまえば、連絡は取りにくくなります。
そこで、モバイル通信網を活用したIP無線も出てきています。
携帯電話のネットワークを利用して展開している方法で、距離によってつながらなくなるといったことがなくなります。
端末利用料もかなり抑えることができるため、初期費用も軽くて済みます。
携帯電話のような通話料も発生しないことから、新たな広域無線として注目を集める存在なのです。
ですが、従来型のデジタル無線などとは違い、災害時のようにモバイル通信網がダウンしてしまうとつかうことができなくなります。
どんな時にでも対応しやすいというのであれば、デジタル無線のほうが向いているといえるでしょう。
無線を利用するのであれば、30㎞範囲内など近距離便が有効です。
従来通りの設置で使用していくことができますし、当然携帯電話のような通話料金も発生しません。
手軽に使えることから、大きな効果を発揮できるのです。
利益にも直結するだけの意味を持つ
運送業の場合、無線は構内でも大きな意味を持ちます。
どこにいてもつなげることができるため、無線機を持っているだけで動線を短くすることができます。
何か連絡事項があったり、確認事項があったりする場合においても、いちいち顔を合わせなくても済むからです。
敷地の守衛との連絡でも、無線は効力を発揮します。
簡単に連絡をとることができるようになるため、出入りの状況や許可の確認も容易です。
こうした業務の連携により時間を短縮することができると、それだけ業務効率を改善することが可能です。
簡単なものに見えますが、利益にも直結する重要な部分となるだけに、見逃せない部分であるといえるでしょう。
作業員の疲労も軽減することができますので、労務管理の面でも恩恵があり、運送業の企業経営としても、なくてはならないものであるのです。